初期のCT装置は、一回転あたり1断面分の撮影をすることしかできませんでしたが、高性能化が進み複数の撮影素子を搭載することで、同時に複数の断面(マルチスライス)の撮影が可能になりました。
この64列マルチスライスCTの利点は豊富なデータ量による3D画像の作成が可能なことや、高速に撮影できるため、心臓のように常に動いている臓器の姿も捉えることができることです。
さらに、短時間での撮影が可能であることから、息を止め苦痛に耐える時間も短く、さらに撮影中に受ける放射線の量も減らすことが可能になります。患者様にとっても、優しい検査装置だと言えるでしょう。
乳がんは早期発見すれば治せる可能性が高い癌であるといわれていますが、その検査を行うのに触診が中心だった時期が長く続き、せっかく検診を受けてもその精度は十分とは言えませんでした。しかし、このマンモグラフィの登場により状況は大きく変化しました。
乳房周辺は軟らかな組織が集まってできているため、X線装置でも細かい違いを写し出すことが難しい部位ですが、このマンモグラフィは、撮影箇所を限定し薄く固定することで極めて小さな変化も写し出せるように開発されました。使用する放射線の量も小さくてすむように工夫され、一度に複数枚の画像を撮影する必要がある検査でも体の負担が少ないように配慮されています。
当院ではこの装置を活かし、「乳腺外来」で専門的な治療・手術を行うほか、地域の皆さんの早期発見への期待に応えられるよう「乳がん検診」を実施しています。早期発見には、異常がない時期の画像との継続的な比較が有効です。是非、20・30歳代からの定期的な検診をご利用ください。
X線テレビ装置は、特に消化器の検査や処置に欠かすことの出来ない装置です。一般には胃透視の検査に使われる、前後に回転する撮影台だと言えば、判っていただけるでしょう。他の装置が「撮影した後の静止画像」を診断に使うのに対して、この装置はリアルタイムで体内の観察をするのにも使われるのが特徴です。
「レントゲン」と言えばこの装置。胸部・腹部の撮影や、骨などの整形外科の分野で大活躍です。
「胃カメラ」や「大腸ファイバー」でおなじみの装置です。当院では、食道・胃・十二指腸などの「上部消化管内視鏡検査」用と、大腸を検査する「下部消化管内視鏡検査」用を準備しています。
通称「エコー」と呼ばれる装置で、現在ではとても一般的になりました。画像診断に使う装置の中で最も体に優しく、応用範囲の広いエコーは主に内科が守備範囲ですが、当院では、乳腺外来でも重要な役割を持っています。
これらの画像診断装置で撮影した画像のほとんどは、デジタル処理されフィルムに焼き付けられることなく、PACS(パックス)と呼ばれるシステムで電子的に保存、管理されています。
上肢と下腿で同時に血圧を測定し、その違いから動脈硬化の進み具合を調べる検査を行います。生活習慣病による血管の症状の有無を手軽に調べることが出来ます。
食事などで簡単に変化してしまう血糖値よりも、糖代謝の状態を安定して知ることが出来る指標として重要視されはじめているHbA1c。当院では院内で測定できるため、その日の検査結果を診断に活かすことが出来ます。
この他にも当院では、外部に委託せずに院内で測定値が出せる検査項目を多数準備しており、翌日以降までお待たせしなくても、その日のうちに診断結果がお伝えできるよう心がけています。